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緑の制服を着たおばさんが、ランとジアのもとにやって来て。「一番怖い物は何だ?」と、尋ねます。
ランは怖い森の中へ、ジアは狐峠の車の中にワープしてしまうのでした。
この記事では、「九尾狐伝」9話のあらすじと、感想をまとめます。
九尾狐伝 9話のネタバレあらすじ解説
ヨンはランを助けるために、餓鬼の森で闘います。
しかし、ランは餓鬼に足を噛まれ、前に進むことが困難になっていました。
諦めようとするランに、ヨンは600年前、急所を外してランを斬ったことを明かします。
ランは、自分の一番怖い物は「捨てられること」である本質に気付き、森を抜け出すことができるのでした。
一方、ジアは夢の世界で、両親と一緒に仲睦まじい時間を過ごしていました。
母はジアのアレルギーのことも覚えており、妖怪ではないと分かって、ジアはほっとします。
幸せな時間の中で、ジアはヨンのこともだんだん思い出せなくなっていました。
現実の世界では、意識が戻らないジアを心配して同僚たちが病院に運び込んでいました。
シンジュはジアを病院から連れ出し、昏睡状態のヨンと並べて寝かせます。
三途の川門番の婆さんからもらった赤い縄で、二人の手を結ぶシンジュ。
ジアが自分の力で夢の世界から抜け出さなければいけないので、赤い縄で二人を結び、ヨンを思い出させるしか方法はなかったのです。
夢の中のジアは、ヨンから電話をもらい、次第に記憶が戻っていくのでした。
ジアは覚悟を決めて、両親と別れます。
扉を開けると、現実の世界でした。
しかし、ヨンがまだ眠ったままであることに気付くジア。
その頃、ヨンは無意識の世界で、孤独と闘いながら草原にいました。
ヨンが力尽きて倒れた時、緑の制服を着たおばさんが来ます。
緑のおばさんは、暗闇のお化けでした。
ヨンは、おばさんより先に「怖い物は何だ」と聞いて、先手を打ちます。
そして、剣でおばさんを斬ってしまいました。
すると、現実の世界でイムギと手をつないで、ヨンの無意識の世界に入り込んでいた緑のおばさんは姿を消します。
実は、これはヨンの計算した行動だったのです。
ヨンは現実の世界で、ジアと再会するのでした。
九尾狐伝 9話の感想
ヨンがランに根気強く対応しているところに、感動しました。
剣で斬ったことは急所を外し、殺すつもりでなかったことを明かして、「一度も捨てたことはない。」と、励ましていました。
ランも「捨てられる」ことを怖がっていたと自分で気づき、森を抜けることができました。
兄に励まされながら心の闇に立ち向かい、自分で克服できたということから、ランが一回り成長したと思います。
自分のことは自分が一番よく分からないと言われますが、心の闇は奥深く、なかなか本質にはたどり着けないものだとも感じました。
でも、いったん自分の怖れていることが分かればすっきりして、たくましくなりそうな気がします。
ヨンとの確執が解消され、ランも一緒にイムギ退治に向かってくれるといいのですが、今後を見守っていきたいです。
ジアは、ランとは逆で、甘い夢の中でどんどん、現実世界を忘れていました。
大切なヨンとの記憶も薄れ、現実の体も異常が見られ、ジアの状態が心配でした。
ヨンと赤い綱で結ぶという古風な方法も、胸がきゅんとなりました。
韓国でも、日本と同じように赤い糸の伝説があるのですね。
シンジュが、この間「お稲荷さん」といってお寿司をヨンに渡していましたが、日本文化との共通点に驚きの連続です。
そして、ヨンの頭脳作戦もすごいです。
弱っていると相手を安心させておいて、緑のおばさんを倒し、イムギの胸ぐらを掴むシーンは圧巻でした。
相手の土俵で戦うのではなく、自分の無意識の世界に相手をひっぱり込むとは…。
何はともあれ、ヨンが現実世界に戻り、ジアとの関係も急接近でした。
ジアと幸せに過ごしてほしいですが、イムギとの対決も迫って来ている予感もじわじわしています。
九尾狐伝 9話についてまとめ
ランはヨンに励まされ、自分の本当に怖がっていたことが「捨てられること」だと気づきます。
そして、森を抜けて現実世界に戻ってきました。
一方、ジアは夢の中で両親と穏やかな日々を過ごします。
現実を忘れていくジアでしたが、シンジュの計らいでヨンのことを思い出し、現実に戻ることができます。
ヨンも、緑のおばさんを倒し、現実へと戻ってくるのでした。