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ジアの身に危険が迫っていると判断したヨンは、ジアの家に泊まり、会社にもついて行きます。
ランは、前世が見える眼鏡をジアの家に送りつけるのでした。
この記事では、「九尾狐伝」8話のあらすじと、感想をまとめます。
九尾狐伝 8話のネタバレあらすじ解説
ジアは、前世が見える眼鏡をかけます。
ジアの前世は、王の七番目の娘でした。
王女でありながら宮廷を出されたことで、父に不満を持っています。
父に復讐しようと、仲良くなった山神のヨンから弓矢を習うジア。
ヨンとの時間は楽しいものでした。
しかし、ある日、ジアが山から帰ると宮廷から迎えが来ていました。
王である父が危篤だというのです。
王はイムギに体をのっとられたため、後、三日で命が尽きるといいます。
イムギの生贄として生まれたアウムを助けるため、王は自分の体をイムギに差し出したのです。
イムギは、さらなる力を得るため、ヨンを宮廷に連れてくるように言います。
アウムは、父とヨンを守るために「山神は山から離れられないから。」と言って、自分の体に乗り移って一緒に山に行くことを、イムギに提案するのでした。
ヨンを信じて山に向かったアウムでしたが、「その女は俺にとって何でもない。」と、言われてしまいます。
冷たい目でアウムに剣を突き刺す前世のヨンを見て、ジアは凍り付いてしまいました。
その時、ヨンがジアの家に駆けつけてきました。
ジアが前世の一部しか見ていないことを分かっていたヨンでしたが、ショックを受けてるジアのもとを「俺はこういう奴だから。」と、離れていきます。
冷たい対応のようですが、ジアをこれ以上傷つけたくないというヨンの配慮でした。
その頃、緑の制服を着たおばさんがランの家に、ドリンクを持ってやってきます。
ドリンクはいらないと突っぱねるランに、「お前の怖い物は何だ。」と、おばさんは聞きます。
ランは、やっとのことでおばさんを追い返しますが、クローゼットの方から音が聞こえ、扉をあけた途端、幼いころ母と別れた森へと入ってしまいます。
次から次へと餓鬼が襲い掛かる森。
幼い時は、ヨンが来て助けてくれました。
人間の母と狐の父を持つランは、いじめられ孤独でしたが、ヨンに守られてたくさんのことを教えてもらっていました。
しかし、今はヨンの助けがありません。
「諦める奴は最低だ。」というヨンの言葉を思い出すラン。
一方、母の友達から借りた小さい頃の催眠療法のDVDを見ていたジア。
自分が怪物のような会話をし、今のジアの部屋の掲示物を見ているように話すので、驚いてDVDを止めてしまいます。
ヨンに助けを求めるメールをしようとしていたところに、緑の制服のおばさんが来ました。
おばさんからドリンクサービスを受けて、微笑むジアでしたが、「怖い物は何だ?」と聞かれます。
ジアが不審に思っておばさんを追いかけようと扉を開けた瞬間、ジアは狐峠の車の中にいました。
「車を止めて!」と叫ぶジアでしたが、車の中の両親には聞こえていないようです。
緑の制服のおばさんは、ヨンに二つの扉を示し、ジアかランのどちらを助けるかを決めるように迫るのでした。
九尾狐伝 8話の感想
8話のテーマは、一番怖い物でした。
ランにとっては、母に捨てられた森で襲われた記憶であり、ジアにとっては両親を失った狐峠の記憶です。
緑の制服を着たおばさんは、怖い物をさぐりあて、その人を記憶の中に送り込むことができるようでした。
どこにでもいるような感じのおばさんですが、イムギの影響を受けた妖怪なのでしょうか?
ランがゾンビのような餓鬼と闘う場面は、ゲームの世界のようでした。
モグラたたきのように倒しても倒しても、どんどん現れる餓鬼。
ランの恐怖が創り出した世界なのかもしれませんが、ここでランが命を落とせば現実世界のランも命尽きてしまうというのが怖いです。
ヨンは、ジアとランのどちらを優先して助けるか、本当に迷っていました。
ランには、「自分で自分の命は守れ!」と言い放ち、ジアには「何が何でも守る!」と言っていたヨン。
結局、ヨンが判断したのは先にランを助けることでした。
ジアは、イムギの生贄だから命までは狙われないと考えたのかもしれません。
ランが、人間の母との悲しい思い出と兄との楽しかった日々の思い出を引きずっているから、ひねくれたのも理解できました。
ヨンは、何とかランを自立させたいと思っているようですが、捨てられたトラウマを持っているランは、もう少し時間がかかるのかもしれないなと思います。
三途の川の門番夫婦にも、息子がいたようですが、哀しい出来事があったようです。
親子の愛について、「九尾狐伝」は、メッセージを伝えているような気がしました。
九尾狐伝 8話についてまとめ
緑の制服を着たおばさんが、ランとジアのもとにやって来ます。
「一番怖い物は何だ?」と、おばさんは尋ねます。
ランは怖い森の中へ、ジアは狐峠の車の中にワープしてしまうのでした。
ヨンは、二人の内どちらを助けるのかと、おばさんから迫られてしまいます。